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'''秋華賞'''(しゅうかしょう)とは[[日本中央競馬会]](JRA)が[[京都競馬場]]の[[芝]]内回り2000[[メートル|m]]で施行する[[競馬]]の[[重賞]]([[競馬の競走格付け|GI]])[[競馬の競走|レース]]である。
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'''秋華賞'''(しゅうかしょう)とは[[日本中央競馬会]](JRA)が[[京都競馬場]]の[[芝]]内回り2000[[メートル|m]]で施行する[[競馬]]の[[重賞]]([[競馬の競走格付け|GI]])[[競馬の競走|競走]]である。
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正賞は[[京都市|京都市長]]賞と日本馬主協会連合会会長賞。
 
正賞は[[京都市|京都市長]]賞と日本馬主協会連合会会長賞。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
これまで[[牝馬]][[三冠 (競馬)#中央競馬牝馬三冠|三冠]]の最終戦として行われていた[[エリザベス女王杯]]が4歳以上の牝馬にも出走資格が与えられたのに伴い、新たな牝馬三冠の最終戦として[[1996年]]に新設された。新設年から[[競馬の競走格付け|JRAグレード]]によるGI競走に格付けされている。
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これまで[[牝馬]][[三冠 (競馬)#中央競馬牝馬三冠|三冠]]の最終戦として行われていた[[エリザベス女王杯]]が4歳以上の牝馬にも出走資格が与えられたのに伴い、新たな牝馬三冠の最終戦として[[1996年]]に新設された。新設年から[[競馬の競走格付け|JRAグレード]]によるGIレースに格付けされている。
  
牝馬三冠のうち春季に施行され[[クラシック (競馬)|クラシック]]競走に指定されている[[桜花賞]]や[[優駿牝馬|優駿牝馬(オークス)]]と異なり[[イギリス]]競馬のクラシック競走に範を取った競走ではないため、クラシック競走には位置づけられていない。また秋華賞は創設当初から混合競走([[外国産馬]]の出走も可能)だったため、これまで外国産馬が多数出走し[[1996年]]の[[ファビラスラフイン]]、[[2002年]]の[[ファインモーション]]が外国産馬として優勝している。
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牝馬三冠のうち春季に施行され[[クラシック (競馬)|クラシック]]レースに指定されている[[桜花賞]]や[[優駿牝馬|優駿牝馬(オークス)]]と異なり[[イギリス]]競馬のクラシックレースに範を取ったレースではないため、クラシックレースには位置づけられていない。また秋華賞は創設当初から混合レース([[外国産馬]]の出走も可能)だったため、これまで外国産馬が多数出走し[[1996年]]の[[ファビラスラフイン]]、[[2002年]]の[[ファインモーション]]が外国産馬として優勝している。
  
また、春のクラシックには出走しなかったものの夏競馬で力をつけてきた上がり馬の活躍も目立つ競走である。
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出走条件は[[サラブレッド]]系3歳牝馬の[[競走馬]]。
 
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現在の優勝レイは、黄色の地に金色文字となっている。
 
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次の競走が「秋華賞[[トライアル競走|トライアル]]」に指定されている。
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*[[ローズステークス]](GII 阪神芝1800m) [[2006年]]までは芝2000mで施行。
 
*[[ローズステークス]](GII 阪神芝1800m) [[2006年]]までは芝2000mで施行。
 
*[[紫苑ステークス]](オープン特別 中山芝2000m) [[2000年]]よりクイーンステークスに代わり新設。2006年までは芝1800mで施行。
 
*[[紫苑ステークス]](オープン特別 中山芝2000m) [[2000年]]よりクイーンステークスに代わり新設。2006年までは芝1800mで施行。
  
ローズステークスは3着まで、紫苑ステークスは2着までの入着馬に優先出走権が与えられる。[[地方競馬]]所属馬はこの他に桜花賞、優駿牝馬の1着馬に優先出走権が与えられる([[菊花賞]]とのいずれか1競走を選択)。
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ローズステークスは3着まで、紫苑ステークスは2着までの入着馬に優先出走権が与えられる。[[地方競馬]]所属馬はこの他に桜花賞、優駿牝馬の1着馬に優先出走権が与えられる([[菊花賞]]とのいずれか1レースを選択)。
  
*かつてのトライアル競走
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*かつてのトライアルレース
**[[クイーンステークス]] - [[1999年]]までのトライアル競走。3着までに優先出走権が与えられていた。
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**[[クイーンステークス]] - [[1999年]]までのトライアルレース。3着までに優先出走権が与えられていた。
  
 
== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
*[[1996年]] - 4歳(現3歳)の牝馬の競走馬による定量の混合競走・指定交流競走の重賞(GI)競走として「第1回秋華賞」が創設され、京都競馬場・芝内回り2000mで施行された。
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*[[1996年]] - 4歳(現3歳)の牝馬の競走馬による定量の混合レース・指定交流レースの重賞(GI)レースとして「第1回秋華賞」が創設され、京都競馬場・芝内回り2000mで施行された。
 
*[[2001年]] - [[馬齢]]表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳牝馬」から「3歳牝馬」に変更。
 
*[[2001年]] - [[馬齢]]表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳牝馬」から「3歳牝馬」に変更。
 
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**[[スティルインラブ]]が史上2頭目の牝馬三冠を達成。
 
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*[[2007年]] - [[国際セリ名簿基準委員会|国際セリ名簿基準委員会(ICSC)]]の勧告により、重賞格付け表記をJpnIに変更。
 
*[[2007年]] - [[国際セリ名簿基準委員会|国際セリ名簿基準委員会(ICSC)]]の勧告により、重賞格付け表記をJpnIに変更。
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*[[2008年]] - 1着に[[ブラックエンブレム]](11番人気)、2着に[[ムードインディゴ]](8番人気)、3着に[[プロヴィナージュ]](16番人気)が入り三連単の配当がJRAの重賞レースで最高額(全体でも3位)の10,982,020円(109,820.2倍、4,896通り中4,275番人気)を記録し重賞レースでは史上初の8桁配当となった。また、三連複の配当がJRAの重賞レースで最高額(全体でも5位)の1,869,680円(18,696.8倍、816通り中750番人気)を記録した。
 
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*[[2009年]]
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**[[松永幹夫]]が騎手・調教師として両方で制覇を果たす。
 
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*[[2013年]]
 
*[[2013年]]
**[[武豊]]・[[武幸四郎|幸四郎]]兄弟が日本競馬史上初となるGI競走での日本人兄弟騎手によるワンツーフィニッシュを達成(1着メイショウマンボ=武幸四郎・2着スマートレイアー=武豊)。
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**[[武豊]]・[[武幸四郎|幸四郎]]兄弟が日本競馬史上初となるGIレースでの日本人兄弟騎手によるワンツーフィニッシュを達成(1着メイショウマンボ=武幸四郎・2着スマートレイアー=武豊)。
 
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2024年4月23日 (火) 14:34時点における最新版

秋華賞(しゅうかしょう)とは日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場内回り2000mで施行する競馬重賞GIレースである。

正賞は京都市長賞と日本馬主協会連合会会長賞。

概要[編集]

これまで牝馬三冠の最終戦として行われていたエリザベス女王杯が4歳以上の牝馬にも出走資格が与えられたのに伴い、新たな牝馬三冠の最終戦として1996年に新設された。新設年からJRAグレードによるGIレースに格付けされている。

牝馬三冠のうち春季に施行されクラシックレースに指定されている桜花賞優駿牝馬(オークス)と異なりイギリス競馬のクラシックレースに範を取ったレースではないため、クラシックレースには位置づけられていない。また秋華賞は創設当初から混合レース(外国産馬の出走も可能)だったため、これまで外国産馬が多数出走し1996年ファビラスラフイン2002年ファインモーションが外国産馬として優勝している。

また、春のクラシックには出走しなかったものの夏競馬で力をつけてきた上がり馬の活躍も目立つレースである。

出走条件はサラブレッド系3歳牝馬の競走馬

2006年度における、当レース当日の京都競馬場の開門時刻は午前8時30分であった。

現在の優勝レイは、黄色の地に金色文字となっている。

トライアルレース[編集]

次のレースが「秋華賞トライアル」に指定されている。

ローズステークスは3着まで、紫苑ステークスは2着までの入着馬に優先出走権が与えられる。地方競馬所属馬はこの他に桜花賞、優駿牝馬の1着馬に優先出走権が与えられる(菊花賞とのいずれか1レースを選択)。

歴史[編集]

  • 1996年 - 4歳(現3歳)の牝馬の競走馬による定量の混合レース・指定交流レースの重賞(GI)レースとして「第1回秋華賞」が創設され、京都競馬場・芝内回り2000mで施行された。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳牝馬」から「3歳牝馬」に変更。
  • 2003年
  • 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIに変更。
  • 2008年 - 1着にブラックエンブレム(11番人気)、2着にムードインディゴ(8番人気)、3着にプロヴィナージュ(16番人気)が入り三連単の配当がJRAの重賞レースで最高額(全体でも3位)の10,982,020円(109,820.2倍、4,896通り中4,275番人気)を記録し重賞レースでは史上初の8桁配当となった。また、三連複の配当がJRAの重賞レースで最高額(全体でも5位)の1,869,680円(18,696.8倍、816通り中750番人気)を記録した。
  • 2009年
    • 混合レースから国際レースに変更され、外国調教馬は9頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIに戻す。
    • 牝馬二冠馬のブエナビスタが2位入線したものの他馬の進路を妨害したことにより、3着に降着。
    • 松永幹夫が騎手・調教師として両方で制覇を果たす。
  • 2010年 - アパパネが史上3頭目の牝馬三冠を達成(阪神ジュベナイルフィリーズを含めば、史上初の牝馬四冠達成)。
  • 2012年
  • 2013年
    • 武豊幸四郎兄弟が日本競馬史上初となるGIレースでの日本人兄弟騎手によるワンツーフィニッシュを達成(1着メイショウマンボ=武幸四郎・2着スマートレイアー=武豊)。

歴代優勝馬[編集]

回数 施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1996年10月20日 ファビラスラフイン 牝3 1:58.1 松永幹夫 長浜博之 吉田和子
第2回 1997年10月19日 メジロドーベル 牝3 2:00.1 吉田豊 大久保洋吉 メジロ商事(株)
第3回 1998年10月25日 ファレノプシス 牝3 2:02.4 武豊 浜田光正 (有)ノースヒルズマネジメント
第4回 1999年10月24日 ブゼンキャンドル 牝3 1:59.3 安田康彦 松田博資 上田牧場
第5回 2000年10月15日 ティコティコタック 牝3 1:59.9 武幸四郎 松田正弘 バンブー牧場
第6回 2001年10月14日 テイエムオーシャン 牝3 1:58.5 本田優 西浦勝一 竹園正繼
第7回 2002年10月13日 ファインモーション 牝3 1:58.1 武豊 伊藤雄二 伏木田達男
第8回 2003年10月19日 スティルインラブ 牝3 1:59.1 幸英明 松元省一 (有)ノースヒルズマネジメント
第9回 2004年10月17日 スイープトウショウ 牝3 1:58.4 池添謙一 鶴留明雄 トウショウ産業(株)
第10回 2005年10月16日 エアメサイア 牝3 1:59.2 武豊 伊藤雄二 (株)ラッキーフィールド
第11回 2006年10月15日 カワカミプリンセス 牝3 1:58.2 本田優 西浦勝一 三石川上牧場
第12回 2007年10月14日 ダイワスカーレット 牝3 1:59.1 安藤勝己 松田国英 大城敬三
第13回 2008年10月19日 ブラックエンブレム 牝3 1:58.4 岩田康誠 小島茂之 田原邦男
第14回 2009年10月18日 レッドディザイア 牝3 1:58.2 四位洋文 松永幹夫 (株)東京ホースレーシング
第15回 2010年10月17日 アパパネ 牝3 1:58.4 蛯名正義 国枝栄 金子真人ホールディングス(株)
第16回 2011年10月16日 アヴェンチュラ 牝3 1:58.2 岩田康誠 角居勝彦 (有)キャロットファーム
第17回 2012年10月14日 ジェンティルドンナ 牝3 2:00.4 岩田康誠 石坂正 (有)サンデーレーシング
第18回 2013年10月13日 メイショウマンボ 牝3 1:58.6 武幸四郎 飯田明弘 松本好雄
第19回 2014年10月19日 ショウナンパンドラ 牝3 1:57.0 浜中俊 高野友和 国本哲秀
第20回 2015年10月18日 ミッキークイーン 牝3 1:56.9 浜中俊 池江泰寿 野田みづき
第21回 2016年10月16日 ヴィブロス 牝3 1:58.6 福永祐一 友道康夫 佐々木主浩

秋華賞の記録[編集]

  • レースレコード - 1:58.1(第1回優勝馬ファビラスラフイン)
  • 2着との最大着差 - 3 1/2馬身(第7回優勝馬ファインモーション)
  • 最多優勝騎手 - 武豊 3勝(第3、7、10回)

関連項目[編集]

中央競馬グレードワンレース
GI フェブラリーステークス | 高松宮記念 | 大阪杯 | 桜花賞 | 皐月賞 | 天皇賞(春) | NHKマイルカップ | ヴィクトリアマイル | 優駿牝馬 | 東京優駿 | 安田記念 | 宝塚記念 | スプリンターズステークス | 秋華賞 | 菊花賞 | 天皇賞(秋) | エリザベス女王杯 | マイルチャンピオンシップ | ジャパンカップ | チャンピオンズカップ | 阪神ジュベナイルフィリーズ | 朝日杯フューチュリティステークス | 有馬記念 | ホープフルステークス
J・GI 中山グランドジャンプ | 中山大障害
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